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旧長崎英国領事館.jpg

 

国指定重要文化財

旧長崎英国領事館

指定年月日 平成2年3月19日

所在地 長崎市大浦町1番37号

安政5年(1858)諸外国との修好通商条約が結ばれた後、長崎は開港場として自由貿易を開始し、外交事務が始められました。この建物は大浦海岸に面する大浦6番の敷地に立つレンガ造り二階建ての領事館建築で、上海の英国技師ウイリアム・コーワンの設計に基づき、明治40年(1907)に長崎大浦町の後藤亀太郎が施工、明治41年(1908)に完成しました。
一階、二階とも正面と両側面にベランダを設け、二階ベランダにはイオニア式の複柱が立ち。また各隅部には丸窓が開き、アクセントとなっています。
また、明治後半期の洋風建築として、造形意匠の面からも、歴史的並びに景観上貴重であるばかりでなく、近代外交史の一端を示すものとして評価の高い建物です。
なお、同建物は平成5年より「野口彌太郎記念美術館」として故野口彌太郎画伯の作品を展示してきましたが、当該建物が建築後100年を経過し、老朽化が進み、
現在、保存修理中のため令和7年度(予定)まで閉館しています。

「野口彌太郎記念美術館」は長崎市平野町の平和会館1階(歴史民俗資料館の上)へ移転し、同所で開館いたしております。

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